2009年7月12日(日)[カラショク→ノールカップ/ノルウェー]
晴天に感謝してます。
E6号線を北上、E69号線もひたすら北へ。
今日は、道がなくなるまで走ります。
目指すはヨーロッパ最北の地、マーゲロイ島です。
2009年度の旅、小さな山場を迎えています。
2.9キロ、500メートル、6.9キロ、190メートル、4.49キロのそこだけ冬のままの極寒のトンネルをくぐりました。
鳥目のボクにはトンネルは鬼門で、風水的にアレです。
アクセルを握る手に無駄な力を込めて、なで肩を怒り肩にシフトアップして極度に緊張しながら走ってたら、凍るように冷たい水滴が目に入って、金玉が縮みましたで候。
だからトンネルは嫌いです。
トナカイにこっそり近寄ったり、汗臭いはずなのに爽やかなチャリダーを追い抜かしたり、すれ違うライダーに妙な笑顔で手を振ったりしました。
フィヨルドの静かな海岸線にまばらに立つ赤茶色の小さな家と、人気のない入り江の組み合わせは、絵のように美しいです。
夕方、北緯71度10分21秒に到着。
記念撮影。
ちなみに南極の昭和基地が南緯69度です。
抜きました。
ノールカップの岩だらけの岬にテントを張りました。
インスタントラーメンを食べようとストーブをいぢくってたら、壊れてしまいお湯を沸かせません。
呆然とするボクらをどこかで盗み見してたのでしょう、背の高いドイツ人がガスストーブを貸してくれました。
しかもドイツに寄ったら、家に寄りなさいと言ってくれました。
重ね重ねのありがとう。
崖の一番先の超危険な地点まで、のこのこ歩く恐れを知らない祐子に「危ないぞ、君!」と制止しましたが、抑止力はありませんでした。
落ちても助けるもんか、と呟いたりしたものです。
沈まない太陽を、西から東へさり気なく移動する太陽を眺めて過ごしました。
ちまたの噂では、太陽は一度海に沈んだそうです。
クライマックスを見過ごしてしまい、今さらながらに自分たちの節穴に驚いています。
岬でキャンプをすると、トイレは夜中の一時までしか使えません。
ここにノルウェーの底意地の悪さが潜んでます。
森林限界を越しているので木が一本もなく、また白夜なので闇夜にまぎれることもできず、山もなく、草も生えていないのっぺりとした大地なので、つまり青空トイレは不可能です。
計画的に12時半に洗顔して歯を磨いて小便してテントに戻ったら、美人ロシア人グループに声を掛けられ、宴会が始まりました。
豚肉のバーベキューと酒とチーズをご馳走になり、ロシアと日本について語り合い、深夜だというのに昼のように明るいごつごつした岬で、お互いに酔っぱらってしまいました。
歯磨き計画は台無しです。
前歯に豚肉を挿んで寝ました。
?本日の走行距離274キロ(合計5157キロ)
?Internet→なし
朝→パン
昼→ハンバーガー。祐子はキッシュ
夜→インスタントラーメン。汁がなくなってしまい、油そば風にて候
コメントする