TYPEFACE


2009/11/19

第十一回 映画バカ一代

どうも、小林です。

秋も深まってまいりました。
映画から人生哲学を学ぶ「映画バカ一代」、
第十一回は、マイナーSF映画「ソラリス」で哲ります。


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※1972年公開の『惑星ソラリス』のリメイクです(原作もあり)

〜おおまかなあらすじ(シリアス調)〜
舞台は近未来。
妻を自殺で失ってしまうという
悲しい過去をもつ心理学者クリスのもとに、
惑星ソラリスを探査中の宇宙ステーションの調査依頼が舞い込んだ。
ステーション内で “何か” が起こり、通信が途絶えてしまったのだ。
最後に地球に届いた通信は、
友人でありステーションの船長でもあるジバリアンからの、
「ステーションに来てくれないか」というクリス宛のメッセージ。
さっそくステーションに向かうクリスだが、
そこで彼が見たものは、自ら命を絶ったジバリアンと船員達の亡骸、
曖昧な回答を続ける船員の生き残り、
そして、いるはずのない妻……

という、だいぶおっかない内容の映画です。ぎゃーす。
でもラブストーリーなんだよ。

この映画、原作ファンや惑星ソラリスファンには不評のARASHIですが、
ラストに訪れる「ハッピーエンド」はとても考えさせらる内容で、
映画の中で使われる『そして、死はその支配をやめる』という詩の、
ひとつの答えが以外と身近にある事に気付かされます。

今回この映画で学んだ哲学は、

「人は記憶の集合体」


ちなみに映画だけでなく、サウンドトラックも秀逸です。
が、日本では発売されていないため、海外からのお取り寄せになります。
けっこう高額ですが、買う価値アリです。
(サントラは坂本龍一先生もおすすめ)


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※ジャケットの直球さにドッキーン


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※LOSTでおなじみジェレミー・デイヴィスも出てるよ


青柳くん。「酔拳2」は近日アップします。


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